楽しみながら療育できる‼︎運動苦手な子供も気軽にできる運動遊びとは??
みなさん、こんにちは。
親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。
私はタッチケア 講師、バランスボール講師としてだけではなく、発達障害を持つ一児の母でもあるのですが、これまで息子に様々な療育を行ってきた中で、一番継続していてよかったものに運動療育があります。
発達障害の子供の多くは体を動かすのが苦手な子供が多いのですが、運動療育をコツコツと継続していくことで、体のバランスが取れるようになったり、姿勢が良くなったりといいことがたくさんあります。
今回は、運動が苦手な子供でも遊び感覚できる運動療育をご紹介いたします。
おうち時間はもちろん、放課後等デイサービスのレクレーションなどの時間にも活用できるかと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも療育って何??
まず、今回のタイトルにもある【療育】についてお話をしていきます。
療育というのは、
療育(発達支援)とは、障害のある子どもが自立した生活を送れるようにするための支援
(引用:ほいくらし)
といわれています。
障害と言っても、身体的な障害もあれば発達障害や精神障害、知的障害など様々です。
ですから療育というのは、一人ひとりの障害に合わせた内容で支援をしていく必要があります。
障害を持った人が社会生活を自立して送ることができるよう、一人ひとりにあった支援をしていくことが、療育なのです。
運動療育には様々な効果がある
今回は療育の中でも運動療育についてお話をしていきますが、運動療育には様々な効果があると言われています。
発達障害の子供は、バランスを撮るのが苦手だったり、手先が不器用な子供など、体を上手に使うのが苦手は子供がたくさんいます。
なぜそのような子供が多いのかというと、発達障害というのは脳の中枢神経系の機能の障害が原因と言われていますが、この脳の機能障害が原因で体を動かすのが苦手な子供がいる場合もあるといわれています。
そんな運動が苦手な発達障害の子供に、この運動療育はとてもおすすめしたいのです。
運動療育の効果
なぜ運動が苦手な発達障害の子供に運動療育をおすすめしたいのかというと、運動療育というのは脳を使いながら体の感覚統合も促します。
感覚統合というのは、
感覚統合とは、複数の感覚を整理したりまとめたりする脳の機能のこと
(引用:りたりこ発達ナビ)
をいいます。
実は私たち人間は、日頃からたくさんの感覚を無意識に整理して過ごしています。
例えばテレビをかけながら電話を受け取った場合、あなたは無意識にテレビの音よりも電話の音に集中してメモを取りながらお話をしてりしますよね。この時に、テレビよりも電話の音に集中をする、話に集中しながらメモを取るなど、様々な感覚を整理することで、テレビがついている状態でもメモをしながら会話することが成立します。。
この感覚の整理がうまくできないと、テレビの音が気になって電話に集中できない、周りの色々なものが気になってメモができないなどのことが起きてしまうのです。
発達障害の子供の中には、この感覚統合をうまく整理することができない子供がとても多いと言われています。
運動療育では、脳を使いながら発達障害の子が苦手な感覚統合を整理することができるので、体を動かすことが苦手な子も、だんだんと体を動かすことが上手になると言われているのです。
運動苦手な子も楽しめる‼︎運動療育とは??
ここからは運動が苦手な発達障害の子供も遊び感覚できる、運動療育をご紹介いたします。
今回ご紹介するのは、
- 道具を使わない運動療法
- 道具を使った運動療法
の二つに分けてご紹介いたします。
あなたが運動療育を行う環境に合わせて、どちらがいいか選択し実践してみてください。
道具を使わない運動療育
まずは道具を使わな運動療育をご紹介していきます。
一番簡単でお手軽なのが、ダンスです。
YouTubeなどのダンスのお手本の動きを見ながら、目と体を一緒に動かすことは、感覚統合にとても効果的と言われています。
音楽が大好きな子供や、ダンスが大好きという子供には非常におすすめです。
道具を使わない運動療育〜おすすめダンス動画〜
先ほどもお伝えしましように、最近はYouTubeの操作に慣れている子供が非常に多いので、YouTubeを見ながら見様見真似でダンスをするのがいいでしょう、
まだ未就学の小さい子供に向けての活動でしたら、アンパンマン関連の歌やダンスが人気なのでおすすめです。
また、動きがわかりやすいと思うダンスに、「エビカニクス」があります。
小学生にも人気な歌なので、大きな動きの粗大運動が苦手な子供のトレーニングにもおすすめです。
また、ディズニーの公式動画には、キャラクターと一緒に踊る動画も配信されていたので、こちらも参考にしてみてください。
道具を使わない運動療育〜体操編〜
また、ダンスだけではなく音に合わせて体を動かす体操も運動療育としておすすめです。
体操といえば鉄板のラジオ体操が思い浮かびますが、ラジオ体操でも見ながら行うことで感覚統合に効果的なものになります。
また、YouTubeを見てみると、子供向けの体操動画を配信している方もいらっしゃるので、そちらを参考にされてもいいでしょう。
道具を使った運動療育
続いて、道具を使った運動療育についてご紹介してまいります。
私がいつも運動療育におすすめしているアイテムは、バランスボールです。
バランスボールは安価なものが多く、家で行う場合でも広いスペースを必要とせずにできるので、環境を選ぶことなく行えることがオススメなポイントです。
また、アンバランスなボールに座りだけでも、普段使っていない様々な筋肉を使うので、運動が苦手な子や運動嫌いな子でも取り組みやすいアイテムと言えます。
道具を使った運動療育〜YouTube編〜
では、実際にバランスボール をどのように使用することで運量療育になるのでしょうか。
先ほどもお伝えしたように、ただバランスボールに座るだけでも十分な運動療育になりますが、このほかにもうつぶせでボールに乗るというのも、おすすめな運動療育です。
実際に実践している姿をYouTubeで見ることができるので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
バランスボールを使った療育について
また、このブログではバランスボールを使った療育に関する記事を多数投稿しております。
療育に効果的なバランスボールの使い方をたくさん知りたいという方は、過去の記事を参考にされることをおすすめいたします。
おうち時間にできる‼︎バランスボールを使った療育遊び3選まとめ
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バランスボール運動療育を行う前に子供用のバランスボールを用意
ここまでブログを読んでいただいた方の中に、「面白そうだから早速家にあるバランスボールで子供にやらせてみよう‼︎」と思った方もいるかもしれませんが、子供にバランスボールを実践させる際は、必ず子供用のバランスボールを用意してください。
大人用のバランスボールは、子供にとってとても大きなものです。
子供の体に合わないバランスボールを使用することは、大きな事故につながる危険性があります。
頭を強打するなどの事故も報告されていますので、大きな事故が起きる前に、きちんと子供にあったバランスボールを用意してから行いましょう。
子供のバランスボールの大きさについては、過去の記事に書かせていただきましたのでこちらを参考にしてください。
バランスボール講師おすすめ!!子供用サイズ3選まとめ
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楽しみながら療育できる‼︎運動苦手な子供も気軽にできる運動遊びとは??まとめ
いかがでしたでしょうか??
運動苦手な子供は運動すること自体嫌がるかもしれませんが、少しでも取り組みやすいものからコツコツ継続することで、だんだんと体を動かすことが上手になります。
まずは楽しみながらできるものを実践してみえてください^^