オキシトシンとは??タッチケア講師が5分でわかるように解説してみた

みなさん、こんにちは。

親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。

突然ですが、あなたはオキシトシンという言葉を聞いたことがありますか??

名前だけ聞いたことがあるという方もいれば、今日このブログで初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思いますが、このオキシトシンというのは子供の発達にはとても大切な要素となるものなのです。

そこで今回は、タッチケア講師の私がオキシトシンについて、初めて聞く方でも5分でわかるようにまとめてみました。

今、タッチケアについて興味がある方、オキシトシンについて興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

オキシトシンとは??

それでは早速オキシトシンについてお話をしていきます。

オキシトシンとは一言で言うと、「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質のことを言います。

なぜ、このオキシトシンが「幸せホルモン」と呼ばれるのかと言うと、オキシトシンの効果として

• 人に対してやさしくなる
• 共感力が高まる
• 人への信頼感が増す

などがあると言われているからです。

確かに、他者とのつながりにより幸せが感じられる効果がたくさんありますよね。

オキシトシンは発達障害の人に特に大切

このオキシトシンというのは、発達障害の方にはとても大切なものだと考えます。

なぜなら、自閉症スペクトラム症などの発達障害の特徴として、人とうまく接することが苦手だったり、感情の表現や意思疎通が難しいなどということがあります。

そんな発達障害の人のオキシトシンを増やすことで、コミュニケーションの改善がみられたケースがあるとも言われています。

そう、他者との関わりが苦手な発達障害の人のコミュニケーション改善に、オキシトシンが大きなカギとなるかもしれないのです。

 

オキシトシンはどうやって分泌させることができるのか

ここまで読んでみて、今、発達に遅がある子供を持つママさんなどは「今すぐ我が子のオキシトシンを分泌させたい‼︎」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

では、このオキシトシンというのは一体どのような方法で分泌することができるのでしょうか。

その答えはとっても簡単。

実はオキシトシンというのは、肌に優しくふれるだけで分泌されると言われているのです。

なぜ触れるだけでオキシトシンが分泌されるのか

なぜ人の肌に優しく触れるだけでオキシトシンは分泌されるのでしょうか。

その理由として、そもそも肌の皮膚というのは脳と同じ細胞群から発生していると言われています。

これを「皮脳同根」（ひのうどうこん）といいます。

皮膚と脳は同じ細胞群から発生していることから、皮膚感覚と脳機能はとても密接につながり、そして互いに大きく影響し合っているのです。

桜美林大学身体心理学教授山口創先生は、

「肌は露出した脳である」

(著書：子供の「脳」は肌にあるより引用）

とも述べています。

そんなに脳と皮膚が深い関係だったとは、驚きですよね。

ちなみにオキシトシンという神経伝達物質は、脳の視床下部で生産され、脳下垂体から分泌されます。

ここまで読むと、オキシトシンというのは脳の視床下部で生まれものでも、肌を触れることで分泌されるのか理由が見えてきますね。

オキシトシン分泌をするためにはただ触れればいいのか??

ここまで読んでいただき、早速我が子に触れてオキシトシンを分泌させたいと思った親御さんもいらっしゃるかもしれません。

確かにオキシトシンというのは、優しく肌に触れることで分泌されるのは間違いありません。

しかし、闇雲に触れるよりももっと効果的な触れ方があります。

それがタッチケア なのです。

 

タッチケアを実践してオキシトシンを分泌させよう

ここまで読み進めてみて、なぜタッチケア講師の私がオキシトシンについてお話をさせていただいているのかがご理解いただけましたでしょうか??笑

実はタッチケアとは、優しく相手に触れることでオキシトシンの分泌を促進することを目的に行われるものなのです。

タッチケアには様々なやり方がありますが、どれも簡単なものばかりで、かつお金がかからず、今すぐここでできてしまうものばかり。

この記事を読んで早速子供のオキシトシン分泌を促進させたいと思った方は、ぜひこの後に紹介するタッチケアの様々なやり方を見ながら実践されてみてくださいね。

オキシトシン促進させるタッチケアをやる前に…

それでは早速、タッチケアのやり方をご紹介したいのですが、実はタッチケアを行う間にいくつか注意事項があります。

その注意事項というのは、

• 手を温める
• タッチケアをする人がリラックスしている
• タッチケアをする前に子供に声をかける

の3つがあります。

なぜタッチケアを行う前にこの3つが大切なのかについては、過去の記事にまとめさせていただきましたので、そちらをご覧ください。

 

オキシトシン促進させるタッチケアのやり方

タッチケアを行う前の準備はしっかりできましたか??

手もしっかりと温まって、あなたの心身がリラックスでき、子供にタッチケアを行う声かけができたら、早速タッチケアの実践を行っていきましょう♪

タッチケアを行う体の部位は、主に

• 背中
• 手
• お腹
• 足

の4つになります。

どの部位のタッチケアを行うかはお好みで構いませんが、もし子供の体に不調があるようでしたら、その部位を中心にタッチケアを行うといいでしょう。

例えば、冷え性で足がいつも冷たいという子供には、足を中心としたタッチケアを。

いつも便秘でお腹が張っているという子供には、お腹を中心としたタッチケアを行うといいでしょう。

各4つの部位のタッチケアのやり方は過去の記事にまとめていますので、そちらを参考にしてください。

 

オキシトシン促進のタッチケアを行うベストなタイミングは??

実際にタッチケア を行ってみていかがでしたか??

始めはなかなか思うようにできないと思われる方もいるかもしれませんが、継続して行うことでタッチケアを行う方も、タッチケアをされる側も慣れてくるので、焦らずゆっくりと取り組んでみてください。

また、よく聞かれる質問に「タッチケアを行うベストなタイミングは??」というものがあります。

基本的には、あなたと子供が行いやすいタイミングで実践するのが一番ですが、私が個人的におすすめしているタッチケアのタイミングとして

• お風呂上がり
• 寝る前

の二つがあります。

オキシトシン促進のタッチケアはリラックするしている方が◎

なぜこの二つのタイミングがタッチケアを行うのにふさわしいかというと、どちらのタイミングも子供がリラックスしている状態が多いからです。

特にお風呂上がりというのは、暖かい湯船に使った後なので血行が良くなっています。

このタイミングでタッチケアを行うことで、通常児に行うよりも冷え性改善や便秘解消のタッチケアが、より効果的になります。

また、寝る前というのも子供の心身がリラックスしていることが多いので、こちらもおすすめです。

 

より詳しくオキシトシン促進のタッチケアを知りたい方は…

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オキシトシンとは??タッチケア講師が5分でわかるように解説してみたまとめ

いかがでしたでしょうか??

オキシトシンというのは子供の発達にはとても大切なものということをご理解いただければ幸いです。

この機会にぜひ、タッチケアを通してオキシトシンの分泌を促進させてくださいね。