タッチケアのやり方とは??~タッチケアを始める間の導入編~
みなさん、こんにちは。
親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。
最近、テレビや雑誌等触れることによる効果が取り上げられることがありますが、いざ自分自身で触れるケアであるタッチケアをやってみようと思っても、何をどうすればいいのかわかりませんよね??
「何か準備をするものはあるの??」
「タッチケアの講習会などに出たことがないけど、大丈夫かな??」
「タッチケアをやってみたいけど、私なんかにできるのかしら??」
など、タッチケアに関する様々な疑問や不安が出てきている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、タッチケア講師である私ささきがこれからタッチケアをやってみたいという方向けに、タッチケアのやり方~始める前の導入編~についてまとめてみました。
タッチケアのやり方を一つ一つ丁寧に知りたいという方は、今回の記事はかなり参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
タッチケアのやり方は??~導入編~
今回はタッチケアを実際に行う前の準備段階である、いわゆる導入部分についてお話をしていきます。
今回説明する内容は、対象者が赤ちゃんであっても高齢者の方であっても共通した部分なので、これから本格的にタッチケアを実践していきたいという方は必見となっています。
具体的なタッチケアのやり方にはいる前にこの導入部分をしっかりと踏まえることは、心地いいタッチケアを行うために欠かせないものです。
ですから、今回まとめた内容は今後様々なタッチケアのやり方を覚えた後でも忘れないようにしていただければ嬉しいです。
そもそもタッチケアってどんなもの??
そもそもタッチケアとは一体どんなものなのでしょうか??
一見、「タッチケアをやろう」と思うと何か具体的なやり方に沿った方法でやらなければいけないと思ってしまうかもしれません。
しかし、タッチケアとはとってもシンプル。
タッチケアとは一体どんなものかというと、あなたの手をタッチケアしてあげたい方に触れてあげればそれだけでタッチケアになります。
ね??とても簡単に思いませんか??
日本語に「手当」という言葉がありますが、手を当てるだけで痛みが和らいだり軽減されたことは誰もが一度は経験したことがあるかと思います。
また、好きな人と手を握って気分が和らいだり、心もあたたくなったように感じたこともあるかと思います。
そう、手と手を触れる、肌と肌を触れあうだけでもたくさんの効果などがあるのです。
ですから、「タッチケアをやってみよう!!」と思ったら、まずはタッチケアをしたいと思った方に優しく触れてみるというところから始めてみて下さい。
タッチケアのやり方①手を温めておく
ここまで読んでいただき、タッチケアに対するハードルは少し下がりましたでしょうか??
ここからはもう少し具体的なタッチケアのやり方には言える前の導入部分についてお伝えしていきますね。
まず、タッチケアをする前には必ず手を温めておきましょう。
手が冷たいままタッチケアを始めてしまうと、タッチケアをされる側の方は驚いてしまいます。
相手を驚かさず、心地よくタッチケアを受けてもらうためにも、タッチケアを行う前にひと肌程度の暖かさになるように手を温めておきましょうね。
【タッチケアのやり方】手を効率よく温めるには
タッチケアをする前に手を事前に温めておくことの大切さはご理解いただけましたか??
ここで私が効率よく手が人肌程度に温まるなと思う方法をお伝えします。
それは、38度前後のお湯を洗面器に入れ、数分間両手を付けておくという方法です。
暑すぎず冷たすぎずのお湯に数分間手を付けることで、タッチケアをするのにちょうどいい人肌程度のあたたかさになります。
タッチケアを始められる前は、必ずやって下さいね。
タッチケアのやり方②タッチケアをする側の人がリラックスしている
次に大切なことは、タッチケアをする側の方が心身ともにリラックスをしているということです。
このようにお伝えすると「えっ??タッチケアされる側がリラックスするのはわかるけど、タッチケアをする側の人もリラックスする必要があるの??」と疑問に思われるかもしれません。
しかし、実は触れ合うことで触れる側の気持ちや心身の状態が、触れられる側に直接伝わるのです。
ですから、タッチケアをする側の方がイライラしていたり、力んでいたりするとそれはタッチケアをされる側の方に伝わってしまいます。
そうなるとせっかくリラックスしてほしいと思ってタッチケアをやってみても、逆効果になってしまいかねません。
そうならないように、まずはタッチケアをするあなた自身が心身ともにリラックスをできているか、今一度確認するといいでしょう。
【タッチケアのやり方】時短で心身共にリラックスするには
そうは言っても、タッチケアをしようと思った日に何か嫌なことがあったり、気持ちの切り替えが上手にできず、リラックスした状態でタッチケアができないという時もあるかもしれませんね。
そんなときは、深呼吸をするといいでしょう。
数秒間かけて丁寧に呼吸をすることで、少しずつ心身が落ち着きを取り戻すことにつながります。
タッチケアをする前には数分間深呼吸を繰り返して、心身のリラックスを促すようにしてみるといいでしょう。
また、香りが好きな方は好きなアロマのにおいなどを嗅ぐのもリラックスにつながることがあります。
何かお気に入りの香りがあるという方は、タッチケアの前に嗅いであなた自身の心身をリフレッシュしてからやってみるといいです。
タッチケアのやり方③タッチケアをする前に必ず声をかける
これはタッチケアに慣れれば慣れてくるほど忘れてしまいがちになる部分なのですが、タッチケアをする対象が言葉がわからない赤ちゃんでもタッチケアを行う前には必ず声をかけるようにしましょう。
なぜなら、いきなり人に触れられるというのは誰でも驚いてしまうことです。
それは言葉がわからない赤ちゃんでも同様のことが言えます。
びっくりしてタッチケアに対して怖いイメージや悪いイメージを与えることに繋がらないよう、どんな方を対象にタッチケアをする場合でも必ず声をかける習慣をつけるようにしましょうね。
【タッチケアのやり方】タッチケアをする前の具体的な声掛け
では、タッチケアをする前に一体どんな声掛けをしていけばいいのでしょうか??
私が普段タッチケアを行う前には、よく「これからタッチするよ~」等と声をかけることが多いです。
また、「今からタッチしてもいい??」と相手にタッチしてもいいかどうか質問をしてから行う場合があります。
タッチケアをする前の声掛けは、相手の方が快くタッチケアを受けて入れてくれるような声掛けを意識するといいでしょう。
タッチケアの具体的なやり方は??
今回の記事ではタッチケアを始める前の準備段階のお話をさせていただきました。
具体的なタッチケアのやり方については、今後別なブログ記事にてまとめていきたいと思います。
この先のタッチケアの具体的なやり方などを知りたいという方は、今後の記事更新を楽しみにしていてください。
タッチケアのやり方とは??~タッチケアを始める間の導入編~まとめ
いかがでしたでしょうか??
今回はタッチケアを本格的に行う前の導入についてお話をしていきましたが、しっかりと導入ができなければ心地よいタッチケアにはつながりません。
ですから、これからタッチケアを本格的にやろうと思っている方は、この導入部分を忘れないようにぜひマスターして下さいね。