タッチケアのやり方とは??〜タッチケア導入の後の実践編〜
みなさん、こんにちは。
親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。
最近、メディアなどで触れることによるタッチケア が注目されていますが、実際にやってみようと思ってもどんな風にタッチをすればいいのかなかなかわからないという方も多いですよね。
「タッチケアを息子にやるなら、ちゃんと資格を取らないといけないのかな??」
「タッチケアの講座を受講したいけど、近場で開催されないからいけない…」
「素人でもタッチケアはできるのかしら??」
そんな風に思っているそこのあなた。
実は、タッチケアは誰でもどこでもいつでもできるケアなのです。
今回は、以前にまとめたタッチケアの導入の次に行う、タッチケアの実践についてお話しします。
これからタッチケアを始めてみようか考えている方は、ぜひ参考にしてください。
タッチケアのやり方
タッチケアを実践する前に。まずはタッチケアの導入を行いましょう。
導入をしないままタッチケアを行なってしまうと、タッチケアをされる子供がびっくりしてしまうことがあります。
タッチケアは子供にとって楽しい時間ということを思ってもらうことが何より大切です。
そのためにも、今回の記事内容にある実践をいきなり行わずに、まずはタッチケアの導入を行いましょう。
タッチケアのやり方とは??~タッチケアを始める間の導入編~
みなさん、こんにちは。 親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。 最近、テレビや雑誌等触れることによる効果が取り上げられることがありますが、いざ自分…
タッチケアのやり方〜実践編〜
それでは、早速タッチケアの実践編をご紹介します。
今回タッチケアを行う部位は、
- 背中
- お腹
- 足
- 手
の4つになります。
タッチケアのやり方…背中
まず最初に、背中のタッチケアについてご紹介します。
実は子供の中には背中が緊張していたり、固くなっている子がたくさんいます。
そんな子供に対して背中のタッチを行うと、背中の緊張がほぐれ、上方向から下方向のタッチでリラックスすることができ、自律神経のバランスもとりやすくなります。
季節の変わり目などに自律神経を崩してしまうお子さんも多いかと思いますが、そんな子供こそこの背中のタッチはおすすめです。
背中のタッチケアのやり方〜その①
では、背中のタッチケアのやり方についてご紹介いたします。
このタッチケアでは、リラックスの効果があるので寝る前などに行うといいでしょう。
やり方は、とっても簡単。
肩甲骨から背骨をはさんでおしりの付け根まで両手で触れるだけ‼︎
触れる時の圧は、子供の表情をみながら「気持ちいい」と思えるような圧で触れていきましょう。
背中のタッチケアのやり方〜その②
次に紹介する背中のタッチケアは、ハートのタッチケアです。
やり方はとてもシンプルで、子供の背中にハートを描くだけ。
描き方は背骨をはさんで、両手で背骨の真ん中あたりから左右の肩甲骨を通り、おしりの付け根でしめるようにハートの形を描きます。
描いているタッチケアをする側の人の気持ちが、ほっこりするタッチケア です。
タッチケアのやり方…お腹
腸は「第二の脳」と言われるくらい、脳に匹敵するほどの神経細胞が存在しています。
これは腸も脳と互いに影響し合いながら、自律神経を調整しているのです。
お腹のタッチは、腸の動きをサポートし、自律神経や腸内細菌のバランスを調整する助けになります。
ですから、お腹のタッチは便秘気味の子供に非常におすすめです。
お腹のタッチケアのやり方〜その①
それでは早速、便秘解消に効果のあるお腹のタッチケアをご紹介します。
やり方はとっても簡単。
おへその周りをくるくると時計回りで円を描くだけ。
子供が便秘気味なときにぜひ実践してみてくださいね。
お腹のタッチケアのやり方〜その②
次にご紹介するお腹のタッチケアですが、サンドウィッチのタッチのやり方をお伝えします。
やり方は、おへそとおしりの付け根を両手ではさんでじわーっと優しく触れます。
触れる時は「からだの中心はここだよ」ということを伝えるように触れます。
このタッチケアでは、お腹が温かくなり、血流促進や便秘解消にもつながります。
タッチケアのやり方…足
足は「第二の心臓」とよばれるほど、人の体にとって重要な働きがあります。
なぜ、足が「第二の心臓」と呼ばれるのかというと、足は血液を送り出すポンプのような役割をしているからです。
ですから足のタッチケアを行うことで、血流がよくなり、体が温かくなる効果があるのです。
最近、冷え性の子供が増えているというニュースを見かけたことがありますが、そんな冷え性なお子さんには足のタッチケア がおすすめです。
足のタッチケアのやり方〜その①
今回ご紹介する足のタッチは、足裏に触れるタッチケアです。
まず、左足裏からスタートします。
足裏の真ん中からかかと、指先まで足裏全体を開くように触れ、そのあと右足裏も同様に行います。
足のタッチケアのやり方〜その②
二つ目にご紹介する足のタッチケアのやり方は。スリスリトントンのタッチです。
やり方は、まず足裏に手のひらをあてて、足裏全体に手をスリスリ上下に動かします。
そして、トントントンとリズミカルに叩くことで刺激を入れてあげます。
このとき、「足裏はここだよ」という思いが伝わるようにタッチするといいでしょう。
タッチケアのやり方…手
子供の中には掌全体を開くことが難しい子供がたくさんいます。
そんな子供に手のタッチケアを行うことで、手の開きをサポートでき、手のひら全体を使えることが増えるようになります。
手のタッチでは、子供が指の一本一本が分かれているということの気づきの促しの効果があるといわれています。
手のタッチケアのやり方〜その①
今回ご紹介する手のひらを使ったタッチケアのやり方をご紹介します。
やり方は、まず手のひら全体を広げるように真ん中あたりから左右に開きます。
片方の手のひらを左右に開いたあとは、同じことを反対の手でもやってみましょう。
手のタッチケアのやり方〜その②
次にご紹介する手のタッチケアは、つつみこむタッチです。
やり方はとっても簡単。
左右に手を交互に両手でやさしく包み込むように触れるだけ。
このタッチケアでは子供自身が「今はあたたかいのいか??それとも冷たいのか??」など体調を感じるサインにもつながります。
興味があるものからタッチケアを実践してみよう
今回は様々な体の部位にスポットを当てながらタッチケアのやり方をお伝えしてまいりましたが、たくさんのやり方が紹介されていると一体どれからやっていいかわからなくなってしまいますよね。
タッチケア講師としてお伝えしたいことは、今回の記事を読んでタッチケアの実践をやろうと思ったあなたがまず「これならできる」と思ったものや「これやってみたいな」と思ったものから実践するといいということ。
タッチケアは頭で知るよりも、実際に子供にタッチをすることで初めて知ることがたくさんあります。
タッチケアを上達させる方法は、とにかく実践なので、まずは気軽な気持ちで始めてみましょう。
タッチケアのやり方とは??〜タッチケア導入の後の実践編〜まとめ
いかがでしたでしょうか??
これまで二つの記事にわたってタッチケアのやり方について書かせていただきました。
二つの記事を読みながら実際にタッチケアをやってみて、わからないことなどが出てくることがあると思います。
タッチケアの実践をやってみてわからなかったり、「これはどういうこと??」ということや「これでいいのかな??」という疑問や不安が浮かんだりした際は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
24時間以内にお返事をさせていただきます。