おうち時間も楽しく過ごせる‼︎ふれあい遊び〜わらべうた編〜

みなさん、こんにちは。

親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。

気がつけばあと2ヶ月で今年も終わりに近づいていますね。

だんだんと秋から冬に変化し寒い日々が続く季節がやってきますが、寒い季節がやってくると室内で過ごす機会が増えるかと思います。

とくに子供がいる家庭では、おうち時間が長くなると子供と一緒に遊ぶネタがなくなってきて「今日は何をして過ごそう」と悩まれる方も多いのではないでしょうか??

今回はそんなあなたのために、タッチケア講師歴約3年の私佐々木が、おうち時間でも楽しく子供と過ごせるようなわらべうたを使った触れ合い遊びをご紹介します。

今回ご紹介する触れ合い遊びは、発達障害を持つ息子にも実際に行っていたものばかりなので、発達に遅れのあるお子さんにも非常におすすめな内容となっております。

おうち時間に子供と一緒に過ごす際や、発達障害の子供に関わる方などは、ぜひ参考にしてみてください。

 

わらべうたを使った触れ合い遊びは発達障害の子供にもおすすめ

先ほども挙げましたが、わらべうたを使った触れ合い遊びは発達障害の子供にも非常におすすめです。

私の息子も障害を持っているのですが、息子にも実際にわらべうたを使った触れ合い遊びを行ってとても効果があったなと思うことが多々ありました。

今回ご紹介する歌は3つの歌ですが、どのようなポイントが発達障害の子供にもおすすめポイントなのかについても記載しましたので、そちらも合わせて参考にしてください。

 

わらべうたの触れ合い遊び①「かいぐり」(ちょちちょちあわわ)


【♪ちょちちょちあわわ】の名前でも知られる【♪かいぐり】というわらべうたは、友達の助産師さんから教えていただきました。

こちらの歌はおつむてんてん、ひじポンポン、お腹ポンポン、あんよポンポンなど、テンポよく歌に合わせて子供が自分の体を触れていく内容となっているので、体の部位の名前や場所などの理解を深めることができます

また、両手を真ん中で合わせてパチパチすることで自分の真ん中となる中心がわかり、「あわわ」の歌詞でお口に手をあてて声をだすことで、面白い声で発声をするので子供たちも楽しみながら歌ってくれることが多いです。

そして「かいぐり」の歌詞のところでは、肩を動かして腕を自分の体の前でくるくる回すことで、肩関節の動きを促します。

「とっと」の歌詞で目に触れるところでは、自分の手のひらに片方の手の人差し指をあててツンツンすることで、 指の分化を促し、指差しの練習にもつながります。

また、リズムよく指を動かし手のひらを刺激することで 、脳の言語野に働きかけて発語を促すことも期待できます。

言語の遅れが気になるという親御さんにもおすすめしている活動なので、隙間時間などにまずは気軽に取り組んでみてください。

 

わらべうたの触れ合い遊び②「あたま、かた、ひざ、ポン」


保育現場や幼稚園など、子供の現場では鉄板と言ってもいいほど人気曲の【♪あたま かた ひざ ぽん】。

私もタッチケア講師として指導をする際などに、この歌を用いることがあるほど、とても覚えやすく、子供達に人気な曲でもあります。

この歌では、子どもが自身の両手で体のパーツを確認しながら触れる歌となっているので、頭がどこにあるのか、肩がどこにあるのかというように、自身のからだに対する認識をサポートすることができます

また、この歌に慣れてきたら応用編として関節部分も歌いながら触れていくといいでしょう。

なぜ関節部分も歌に取り入れるといいのかというと、関節部分はなかなかわかりにくい部分でもあるため、歌を通して楽しみながら覚えていくといいと感じたからです。

私も息子にこの歌で触れ合い遊びやタッチケアを行う時にやっていたのですが、実際にどのように行っていたのかというと、替え歌で「あたま、かた、ひじ、手首、腰、あたま、かた、 腰、ひざ、足首」と歌い、関節を意識できるように歌いながら触れていました。

発達障害や自閉傾向のある子供の中には、ボディイメージが乏しいという子もいるので、そんな子にはこの歌はとてもおすすめです。

 

わらべうたの触れ合い遊び③「おふねをこいで」


最後にご紹介する【♪おふねをこいで】という歌は、主に下半身の動きをサポートするためによく登場したわらべ歌です。

まず、歌詞の「♪おふねをこいで~おふねをこいで~」という歌に合わせて、左右の股関節を交互に動かします。

この動きは障害のある子にとっては動かすのが苦手という子も多く、そのまま大きくなってしまうと股関節の動きの経験不足により、固くなって自分で上手く動かせなくなってしまうことにつながる可能性が高くなります。

そもそも、発達障害の子供の中には股関節の存在がわかっていない、理解できないという子供も大半なので、この歌を通じて股関節というのはどのようにして動かすのかということを理解してもらうことにつながります

そうすることで、股関節の可動域も広がり、その結果歩行が安定したり、柔軟性が増してぎこちない動きがしなやかな動きに変化 するなどが期待できます。

わらべうた「おふねをこいで」のその他の効果

また、【♪おふねをこいで】という歌には、股関節を柔軟にする以外にも効果があります。

歌詞の「♪いこう!」のところで足の裏をしっかり地面につけるのですが、この経験により足裏の刺激や足裏の反射の統合、足裏をしっかり使って歩くことができるようにサポートもできま す。

障害のある子供はつま先歩きや、足裏が浮いてふわふわしていてじっとするのが苦手という子が多いです。

そんな子供に対して、幼い頃からこの【♪おふねをこいで】のようなわらべうたを活用するこ とで安定した歩行の獲得を期待することができます。

そして、歌詞の「♪お魚いっぱい~」のところで足をもって背骨を揺らすことで、背中をゆるめてリラックスできる効果もあります。

障害のある子供は、背中が緊張していて硬いことが多いです。

なぜそのような子供が多いのかというと、余分な力が入っていたり 上手な力の抜き方がわかならいという子供が多いからです。

発達障害の子供たちの多くは普段からとてもがんばって姿勢を保持したり、 歩いたりしているのですごく疲れやすく、自律神経でいうと交感神経(緊張やがんばる時の神経)が優位に働いている傾向があります。

そんな子供たちにとって、この背中を緩め流という動作は、自律神経の通り道である背骨を緩めることにつながり、副交感神経(リラックスする神経)を 優位にできる期待もできるのです。

 

わらべうたを使った触れ合い遊びは楽しみながら行うのがポイント♪

今回ご紹介したわらべうたを使った触れ合い遊びですが、今回のブログをみて初めて聴く歌があったという方もいらっしゃるかと思います。

聴き慣れない、歌い慣れない歌を扱う時、誰でも「歌詞はなんだっけ??」「次はなんだっけ??」となってしまいますが、わらべうたを使った触れ合い遊びのポイントは正しく歌うということよりも、楽しみながら行うこと。

歌詞も間違っても全く問題がないので、今回の記事に書いたポイントを押さえながら気軽な気持ちで実践してみてください。

 

おうち時間も楽しく過ごせる‼︎ふれあい遊び〜わらべうた編〜まとめ

いかがでしたでしょうか??

これから寒い季節が到来すると、おうち時間が増えるかと思いますが、触れ合い遊びのネタを知っていると子供の発達を促しながら楽しい時間を過ごすことできます。

ぜひ、今年の冬はおうちでわらべうたを使った触れ合い遊びをしてみてはいかがでしょうか??