発達障害の子育てに疲れたと感じているお母さんに伝えたいこと

みなさん、こんにちは。

親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。

私には発達障害を持つ息子が一人います。

初めての出産、育児をする中で、自分の息子とどのように関われば良いのか。

どんな風に言葉をかければ良いのか。

どんな対応がいいのか。

一つ一つがわからないことだらけで、互いに意思疎通を通わせることが難しかったころは、子供のためにいろいろ勉強をしたりするものの、思うように行かないことが多く、疲弊する日々を過ごしていました。

そんな疲弊する毎日でも、息子の将来が不安でネットで不安に思っていることを検索する日々を過ごしていたのですが、最近ネットで検索していると、発達障害を持つ子供の子育てに疲れたというお母さん達の声をたくさん見かけるようになりました。

私も昔はそんな風に思う日々を過ごしていましたが、実際に発達障害をもつ息子を育ててみて、今だからこそ思うことやお伝えできることがあるのではないかと思いました。

そこで今回は、今、発達障害をもつ子供の子育てに疲れたと感じているお母さん達に、私から伝えたいメッセージをまとめてみました。

今、子育てに悩んでいるお母さん達の何か参考になれれば嬉しいです。

 

発達障害の子育てに疲れたというお母さん達に伝えたいこと

私には今小学生になった発達障害を持つ息子がいますが、小学生になる前の意思疎通がまだ難かしい時期の子育てはとても苦労しました。

子供のためにあれこれ勉強しては実践してを繰り返して、「何か子供のためにできることを‼︎」と思って日々子育てをしていたのですが、今思うと私の一方的な思いが先走っているだけで、一人でカラ回っていたことが多かったです。

しかし、渦中にいる状況だとなかなかそんな自分を客観視できずに、日々の疲れだけが募っていく…そんな方もたくさんいるかと思います。

そんな経験をした私から、今子育てに疲れているお母さんに伝えたいことがいくつかあります。

 

発達障害の子育て疲れのお母さん、休んでますか??

まず、今発達障害を持つ子供の子育てに疲れているというお母さん。

しっかりと休息は取れていますか??

一日のうちほっと一息つける時間や場所はありますか??

子供とこの先の長い年月をいかに穏やかに過ごしていくためには、お母さんが一人になれる時間や休息できる時間をほんの少しでもいいので確保することが、非常に大切になってきます。

発達障害の子育ては予想外なことがたくさん

お母さんたちは、毎日一生懸命お子さんの発達のことを考えて療育に通ったり、家でできること工夫してみたりと、24時間365日ずっと我が子に向き合って、十分がんばられているはずです。

しかし、どんなに子供のために勉強してその知識を実践したり、療育機関でトレーニングを受けていたとしても、予想外のことが起こるのは日常茶飯事だったりします。

「ちょっと買い物に行こうかな」「少し散歩に行こうかな」など一歩外にでるだけでも、子供が何をしでかすかわからず、周りの人に迷惑がかからないように、そして迷子にならないように常に子供に意識をするので、常に気を張ってサポートすることが必須となります。

発達障害の子育てでは気を張り続けてしまうことで疲れにつながることも

しかし、どんなに気を張っててもほんの一瞬の隙をついて子供がどこかへ走ってしまったり周りに迷惑をかけてしまうと、お母さんは子どもを追いかけるために必死に走り回ったり、迷惑をかけてしまった方にすみませんと頭を下げる…そんなことが多々おこるかと思います。

昔の私もそうでしたが、ストレス発散目的の外出だったのに帰宅するとどっと疲れた、といった経験がおそらくあるのではないでしょうか?

そして、他人の視線や白い目に傷ついたことは一回二回ではないはずです。

このように常に気を張った毎日を送っているお母さんたち。

最初はなんとか踏ん張れても、お母さんたちも人間です。

人間一人が抱えられるものというのは、何事も限界があります。

がんばりすぎていると、どこかでプツンと緊張の糸が切れてしまうことにつながります。

 

発達障害の子育てに疲れを感じたら休息をしっかり取ろう

ですから、そんな一人でキャパオーバーになってしまったり、バーンアウトになってしまう前に、まずはお母さんがこまめに休息を取り入れたりして、息を抜いて緩むことが必要なのです。

こんなことをいうと、多くのお母さんが「私にはそんな時間がない」と思われるかもしれません。

確かに私自身も、日々家事や仕事、そして子育てをしているうちに1日24時間はあっという間に終わってしまいます。

しかし、1日 ほんの5 分でいいので、落ち着いて目を閉じて深呼吸できる時間はとれるのではないでしょうか?

5分が難しければ3分でもいいです。

子供が寝静まったあと、ほんの数分でいいので目を瞑って深呼吸をするだけでもかなり心身の休息に繋がります。

「そんな時間がない」と思う前に、ほんの数分でも自分のために時間を作ろうとすることが、お母さんの子育て疲れを癒す第一歩となるのです。

お母さんが子育ての疲れを取ることで子供に変化がみられることも

なぜ、私がこれほどまでに子育てに疲れたお母さんに休息することを勧めるのか。

それは、お母さんが落ち着いて冷静になれると、子供の行動や様子も良い風に変わってくることが多いと感じているからです。

これは私自身の経験からも感じましたし、これまでバランスボールやタッチケア などの指導をしている中でも感じたことです。

お母さんの心にほんの少し余裕などが生まれると、子供の表情や態度が変化したり、以前よりも関わりが取れるようになったというケースはこれまで多くみてきています。

ですから、まずはお母さんの心身を整えることが何よりも大切になってくるのです。

発達障害の子育てに疲れたお母さんは十分に頑張っている

そして、今、子育てに疲れたと感じているお母さんに伝えたいこととしては、お母さん達はとにかく十分に頑張っているということ。

私もこれまで数多くの発達障害を持つ子供のお母さん方にお会いしましたが、多くのお母さんが真面目で一生懸命子供に向き合っている方々ばかりです。

しかし、真面目すぎてしまうため、頑張りすぎてしまうため、自分のことよりも子供を優先してしまったり、「もっともっと頑張らないと」と思ってしまう方も多いように感じます。

たまにはそんな自分自身を褒めてみませんか??

一日の終わりに、毎日「今日も親子で無事生きて過ごせた。よくがんばった」とあなた自身を肯定するところから始めてみてください。

そして、できればお子さんに触れてみてくだ さい。

ハグでもよいです。

だんだんと繰り返していくうちに、今よりも子供がかわいいと思えてくるはずです。

私自身も実際に行ってみて、子供に対する心情が少しずつ変化するのを感じました。

ぜひ、今子育てに疲れを感じているというお母さんは、できるときにできることからチャレンジしてみてください。

 

発達障害の子育てに疲れたと感じているお母さんに伝えたいことまとめ

いかがでしたでしょうか??

発達障害の子供の子育ては、本当に毎日がイレギュラーなことばかり起きて心身ともにストレスを感じてしまうお母さんはとても多いかもしれません。

ですか、ほんの少しの時間を活用して自分を労ってみたり、子供をハグしてみたりすることで、心身のストレスが軽減されることにつながります。

まずは、いきなり全部やろうとするのではなく、日常生活の中にあなたがご機嫌になれることを上手に取り入れて下さいね。

お母さん自身が自分を認めて自己肯定感を上げ、元気でいることが子供の一番の療育になると私は思います。