タッチケアとは??タッチケア講師3分でわかるようにまとめてみた

みなさん、こんにちは。

親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。

私のサイトでは、タッチケア講師としてタッチケアにまつわる様々な情報を発信しています。

おそらく、このサイトに行きついた方のほとんどがタッチケアという言葉をどこかで聞いたことがあり、ネットなどで検索をしていきついた方が多いかと思います。

タッチケアという言葉に興味をいただけるということは、タッチケア講師としてとても嬉しいことです。

そこで改めてタッチケアという言葉を最近知ったという方に向けて、今回はタッチケアとは一体何なのかについて説明をしていこうかと思います。

今、タッチケアに興味があり、より理解を深めたいという方はぜひ参考にして下さい。

 

タッチケアが生まれた国

そもそもタッチケアというものは、一体どこの国から生まれたのでしょうか。

カタカナで表記されているものなので、海外から生まれたものなのかな??とイメージされる方も多いかもしれませんが、そんな予想をした方は大正解。

日本タッチケア協会のHPにも記載がありますが、

1992年米国マイアミ大学内に設立された「タッチリサーチ研究所」(TRI:Touch Research Institute、フロリダ)のティファニー・フィールド博士によってアメリカで確立。

(引用:日本タッチケア協会HPより)

とあります。

そう、タッチケアというのはアメリカで生まれたものであります。

タッチケアが日本にやってきたのはいつ??

ちなみに、タッチケアが日本にやってきたのはいったいいつ頃なのでしょうか。

調べてみると、先ほどご紹介した日本タッチケア協会は

「日本タッチケア協会」は、 より良い親子関係の確立と子どもの健全な育成、育児支援を目的として1998年10月に設立されました。

(引用:日本タッチケア協会HPより)

という記載があったので、この頃から日本で普及活動が始まったのではないかと思われます。

まだまだ歴史が新しいタッチケアですが、タッチケア講師として今以上に普及できるように努めていきたいなと思います。

 

タッチケアとは一体何??

そんなアメリカ生まれのタッチケアですが、改めてタッチケアとは具体的にどんなことをいうのでしょうか??

日本タッチケア協会のHPによると、

広い意味では、「赤ちゃんと親の心と体がふれあうことにより、親子のきずなを深めることの大切さを唱えるコンセプト」のことです。

(引用:日本タッチケア協会HPより)

という記載がありました。

なぜ触れ合うことが親子のきずなを深めることにつながるのか。

もう少し具体的にお話していきましょう。

タッチケアは別名で呼ばれることも

そんなタッチケアですが、同じ「タッチケア」でも「タクティールケア」という表現で呼ばれることもあるそうです。

「タクティール」というのは、ラテン語の「タクティス(Taktilis)」に由来しており、「触れる」という意味を持っています。

日本でもケガを治療することを「手当」と表現しますが、これも「手を当てる」という漢字です。

昔からどの国でも手を当てることや触れ合うことは、ケガや治療につながるということは同じ認識だったようですね。

「タッチケア」という言葉だけではなく、「タクティールケア」という言葉も覚えておくと、かなりタッチケア通と思われるかもしれませんよ。

 

タッチケアとは??~タッチケアによる効果~

タッチケアとは触れ合うことで親子のきずなを深めるものということは先ほど説明させていただきましたが、タッチケアにはどうしてそんな効果があるのでしょうか。

実は、人と人が触れ合うことで脳から出てくると言われる「オキシトシン」が関係しているのではないかといわれています。

最近テレビや雑誌等のメディアでも取り上げられることの多い「オキシトシン」ですが、「オキシトシン」は別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。

なぜ「オキシトシン」が「幸せホルモン」と言われているのかというと、この「オキシトシン」による効果から言われています。

「オキシトシン」による効果として様々なものがありますが、代表的な効果を挙げると、

  • 幸福感を感じる
  • 社交性や信頼感を高める
  • 不安や恐怖心を和らげる

などがあるといわれています。

親子で触れあうことでこれらの効果が得られ、親子間のきずなを深めることにつながるということがいわれています。

タッチケアは母子関係でしか効果がないのか??

ここまで、親子関係でのタッチケアを例にしながらタッチケアとは一体何の課についてお話をしてまいりましたが、タッチケアは果たして親子関係などにしか効果がないものなのでしょうか。

その答えとして、タッチケアは親子関係以外にも効果があると言われています。

タッチケアとは??~介護現場でのタッチケア~

最近では赤ちゃんや親子の現場以外にも、タッチケアは取り入れられています。

その代表例として、介護現場でのタッチケアが注目されています。

タッチケアによる効果は先ほどお伝えした通りですが、このほかにも触れられることで痛みが和らぐことにつながることがあります。

あなたもありませんか??

お腹が痛いときにお腹をさすっていると、次第に痛みが和らいだり、背中が痛いときに親や誰かに背中をさすってもらうと痛みが少し落ち着いた経験が。

このように、痛みを感じる部分に手を当てるだけで和らぐという効果が触れることにはあるといわれています。

介護施設にお住いの高齢者の方などは、痛みを感じている方は非常に多いです。

そんな方にタッチケアを行うことで、痛みを和らげることにつなげたり、安心感を与えることや不安を軽減させることにつなげることができます。

ですから、タッチケアというのはアカちゃんや親子関係だけではなく、高齢者の方などまさに老若男女に効果があるということができます。

 

タッチケアは一体どうやってやるの??

ここまで読み進めていただく中で、「実際にタッチケアをやってみたい!!」「今日からできるなら今日から実践していきたい」と思われた方もいらっしゃるかと思います。

タッチケアの嬉しいところは、必要な物はとくにないというところなので、やり方がわかれば誰でも今日から実践することができます。

ただし、タッチケアをやる前に意識してほしいことは、タッチケアをする人がリラックスしていること。

肌と肌で触れあうことで、タッチケアの心理状況が相手に伝わってしまうことがあります。

焦ったりイライラしている状況でタッチケアを行ってしまうと、相手にも伝わってしまう場合があるので、タッチケアをしようと思った際はタッチケアをする側の心身がリラックスしていることを心掛けて行って下さいね。

タッチケアの具体的なやり方

具体的なタッチケアのやり方については、過去のブログにてまとめさせていただいております。

内容は子供向けにはなっていますが、対象に関係なく基本は共通している部分が多いので、ぜひ過去の記事を参考にしながらタッチケアに取り組んでみて下さいね。

タッチケア講師が教える‼︎赤ちゃんのタッチケアやり方8選

みなさん、こんにちは。 親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。 私はタッチケア講師として日々セミナーや講演会、講座などで指導や実践を行なっています…

 

タッチケアとは??タッチケア講師3分でわかるようにまとめてみた

いかがでしたでしょうか??

最近、テレビや雑誌等日本のメディアでも取り上げられるようになってきた「タッチケア」ですが、一タッチケア講師として触れることによる効果というのは素晴らしいものがあると感じています。

まだタッチケアを実際にやったことがないという方も、名前だけ知っているという方も、今回の記事でよりタッチケアに興味を持っていただければ嬉しいです。

これからもタッチケア講師として、タッチケア関連の情報発信を行っていきますので、次回以降もどうぞよろしくお願いいたします。