タッチケア講師が教える‼︎赤ちゃんのタッチケアやり方8選

みなさん、こんにちは。

親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。

私はタッチケア講師として日々セミナーや講演会、講座などで指導や実践を行なっていますが、一見、タッチケアのやり方と聞くと「きちんと事前に準備をしないとやってはいけない」などハードルを高く感じられる方もいるように感じます。

しかし、タッチケアはそんなことは全くなく、むしろ赤ちゃんを対象としたタッチケアは日常生活の中に気軽に取り入れられるものが多いです。

タッチケア講師としてもっとタッチケアを身近に取り入れてほしいですし、簡単に取り組めるということを知ってほしいなと思い、今回は日常生活に取り入れやすい赤ちゃんのタッチケアのやり方を8選ご紹介いたします。

今、タッチケアに興味があるけど一体どんなことをするのか知りたいという方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

 

赤ちゃんにタッチケアする前にやってほしいこと

早速赤ちゃんのタッチケアのやり方について解説をして行きますが、赤ちゃんにタッチケアを行う前に気をつけてほしいことがあります。
それは、
  • 声かけ
  • リラックスする

の2点です。

赤ちゃんにタッチケアする前にやってほしいこと①声かけ

まず、赤ちゃんにタッチする前に「これからタッチするよ」とか「これから触るよ」と声をかけてからはじめましょう
 
タッチケアを始める前の合図と楽し気な雰囲気を作ることは、赤ちゃんに安心してタッチケアをする上でとても大切です。
 
ですから、いきなり赤ちゃんに触れてタッチケアを行うのではなく、必ず赤ちゃんに一声かけ楽しい雰囲気を作ってからタッチケアを行ってくださいね。

赤ちゃんにタッチケアする前にやってほしいこと②リラックスする

また、赤ちゃんにタッチケアを行う際に意識してほしいことの一つに、赤ちゃんにタッチをする前にお母さん自身がリラックスしているかどうかがあります。
 
お母さんの気持ちは赤ちゃんにダイレクトに伝わります。
 
ですからお母さんがイライラしていたり緊張していると赤ちゃんがリラックスできなくなってしまいます。
 
そうならないように、タッチケアを行う前にはお母さんがリラックスしているよう、深呼吸やストレッチするなど、力を抜ける状態を作るといいでしょう。
 
 

赤ちゃんのタッチケアのやり方

ここまで読んで、赤ちゃんにタッチケアをする前の準備はしっかりできましたか??
それではここからは具体的な赤ちゃんのタッチケアのやり方についてご紹介して行きましょう。
 
今回ご紹介する赤ちゃんのタッチケアのやり方は、
  • はじめるよ
  • 注視あそび
  • 追視あそび
  • ゆらゆら遊ぶ
  • 肩のタッチ
  • 肩から手のひらまでにぎにぎするタッチ
  • 肩甲骨周りのタッチ
  • チーチーパーのタッチ
の8つになります。
 
それでは一つずつご紹介して行きましょう。

【赤ちゃんのタッチケアのやり方】1はじめるよ

このタッチケアは、「これからタッチするね 」と合図のタッチケアです。
 
やり方は、まずお母さんが赤ちゃんの目を見つめて「タッチするね」と話しかけながら、両手で頭のてっぺんからつま先までやさしく手をすべらせるというタッチケアです。
 
この時、頭はつつみこむように手のひら全体をつかってタッチするといいでしょう。

【赤ちゃんのタッチケアのやり方】2注視あそび

こちらは、まだ赤ちゃんの首が動かせないころの遊びです。
 
注視あそびのタッチケアは、直接肌に触れるタッチケアではなく視線のみのタッチケアとなっています。
 
やり方として、まず赤ちゃんの目の30-40㎝くらいの距離から見つめあいます。
 
赤ちゃんに好きな歌をうたいながら、話しかけながら見つめるタッチです。
 
このあそびをすることで、人の顔に注目しやすくなるといわれています。

【赤ちゃんのタッチケアのやり方】3追視あそび

もう一つ、視線のみのタッチケアをご紹介いたします。
 
追視あそびのタッチケアのやり方は、まず赤ちゃんの顔の正面から顎を引いてみられるくらいの位置で見つめあいます。
 
そして、赤ちゃんのからだをまっすぐにして、顔の正面で向かい合います。
 
この時の赤ちゃんの目とお母さんの目の距離は30-40㎝くらいにするといいでしょう。
 
最後に、お母さんの顔を上下左右に動かして目がついてくる速さで追視を誘います。
 
表情を変えたり、舌を出したりしてコミュニケーションをとると、赤ちゃんがとっても喜ぶのでおすすめです。

【赤ちゃんのタッチケアのやり方】4ゆらゆら遊び

このタッチケアは、足に触れるタッチケアです。
 
まず、足(かかとやふくらはぎ)をもって小さくゆらゆら揺らします。
 
続けてお尻、股関節、骨盤をゆらしてみましょう。
 
おむつ替えの時のついでにやるのがおすすめです。

【赤ちゃんのタッチケアのやり方】5肩のタッチ

このタッチケアは、肩に触れるタッチケアとなっています。
 
やり方は、最初に赤ちゃんを仰向けに寝かせます。
 
そして、仰向けで寝ている赤ちゃんの肩に手を置き、左右交互にやさしく押します。
 
そのあとは、赤ちゃんの首から肩までを優しくなでてあげます。
 
肩を優しく撫でることで血行がよくなるとも言われているので、お風呂あがりなどにやるのがおすすめです

【赤ちゃんのタッチケアのやり方】6肩から手のひらまでにぎにぎするタッチ

こちらも、肩に触れるタッチケアとなっています。
 
やり方はタイトル通りで、赤ちゃんの肩をつつんで手のひらまで優しくにぎにぎしてあげるだけのとってもシンプルなタッチケアです。
 
このタッチケアは、お風呂上がりにタオルで赤ちゃんの全身を拭くときにおすすめです。

【赤ちゃんのタッチケアのやり方】7肩甲骨周りのタッチ

こちらも肩まわりのタッチケアです。
 
やり方は、赤ちゃんがうつぶせになっていたり抱っこしているときに、肩甲骨に両手を置いて温めるというタッチケアです。
 
赤ちゃんと肌を触れ合うだけで温かくなるので、秋や冬などの寒くなる季節などにこのタッチケアはおすすめです。

【赤ちゃんのタッチケアのやり方】8肩甲骨周りのタッチ

最後に紹介する赤ちゃんのタッチケアは肩甲骨周りのタッチケアです。
 
まず、赤ちゃんを仰向けで寝かせます。
 
そして、仰向けで寝ている赤ちゃんの胸の前に両手を持ってきて、手を合わせます。
 
このときに「チーチーパー」といいながら、「パー」の時に両手と胸を開きます。
 
 
 

赤ちゃんのタッチケアは日常生活の中で気軽に取り組むことができる

今回は赤ちゃんを対象としたタッチケアのやり方についてご紹介して参りましたが、最初にお伝えしたように、赤ちゃんのタッチケアは日常生活の中で気軽に取り組むことができるものが多いです。
 
今回は8種類のタッチケアをご紹介しましたが、いきなり全てのタッチケアをこなそうとしなくて大丈夫。
 
この記事を読んでみて、あなたが「これならできそうだな」と思えるものを今日からトライすれば問題ありません。
 
タッチケア講師として大切だと思うことは、タッチをする側もされる側も、楽しみながら継続して行うこと。
 
義務感からタッチケアを行うのではなく、気軽に取り組むことでタッチをする人もされる人もストレスなく継続する事につながると私は考えます。
 
 

タッチケア講師が教える‼︎赤ちゃんのタッチケアやり方8選まとめ

いかがでしたでしょうか??
 
今回は赤ちゃんを対象としたタッチケアのやり方についてご紹介しましたが、どれも簡単に隙間時間などでもできそうなものかと思います。
 
今、赤ちゃんの子育てをしているお父さんやお母さんはもちろん、保育士などの赤ちゃんに関わる方もぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
 
タッチケアを通じで楽しく子育てや赤ちゃんのサポートができるように、こちらのサイトでも情報を発信して行きますね。