みなさん、こんにちは。
親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。
私は保健師でもありながらタッチケア講師としても活動しているのですが、タッチケアは資格を持っていなくてもいつでも気軽に取り組めるものです。
中でも親子関係を育むのにとても効果的なものと、私は考えています。
そうは言っても、いきなりタッチケアの勉強を無しにやってみるのはなかなかできませんよね。
そこで今回は、タッチケア講師がおすすめする今日からおうちでできるふれあい遊び3選をまとめてみました。
今、おうち時間が増えてきているので、この記事を参考にしながらおうち時間をお子さんと楽しんでみて下さいね♪
子どものふれあい遊び①ラララぞうきん
保育や幼児教育、リトミックを学ばれた方でしたらご存知の方も多い歌である、【♪ラララぞうきん】。
軽やかなリズムの歌に合わせて、お母さんの手をぞうきんに見立ててお子さんの体のいろいろなところを刺激していくふれあい遊びです。
【子どものふれあい遊び】ラララぞうきんのやり方
それでは早速、【♪ラララぞうきん】のやり方について説明していきましょう。
この触れ合い遊びでは、お子さんに仰向けに寝かせてお母さんと向い合せになった状態で行います。
触れ合い遊びを行う際はお子様が背中を傷めないよう、マットを敷いたりして行うといいでしょう。
【子どものふれあい遊び】ラララぞうきんのやり方1…手のひら全体で体をなでおろす
【♪ラララぞうきん】のふれあい遊びの準備ができたら、歌に合わせて頭のてっぺんまずは頭のてっぺんから足先まで、お母さんの手の平全体をつかってなでおろします。
体全体をなでおろすことで、血行がよくなり子どもの体がぽかぽかと温かくなることにつながるといわれています。
【子どものふれあい遊び】ラララぞうきんのやり方2…指先でお腹をツンツン
次に、【♪ラララぞうきん】の「ぞうきんを縫いましょう チクチクチク~」の歌詞のところで、ぞうきんを縫うイメージでお母さんの人差し指を針に見立てて、お子さんの胸やお腹のところをツンツンツンと触れます。
子どもはさきほどの体全体をなでおろす感覚と違う感覚の違いから、この指先のツンツンとしたふれあい遊びでは思わず笑ってしまう子もたくさんいます。
【子どものふれあい遊び】ラララぞうきんのやり方3…足を左右にザブザブ
【♪ラララぞうきん】の「ぞうきんを洗いましょう ザブザブザブ~」の歌詞のところで、ぞうきんを洗うイメージで子どもの足をもって左右に動かします。
ふれられる箇所がお腹から足に移動するので、子どもも思わずびっくりしてしまうことがあるので、驚かせすぎないように注意して下さい。
【子どものふれあい遊び】ラララぞうきんのやり方4…手足をギュッ
【♪ラララぞうきん】の「ぞうきんを絞りましょう ギュギュギュッ~」の歌詞のところで、ぞうきんを絞りるイメージで子どもの手足を軽くギュッとつかみます。
手足を握るときは、力強く握りすぎず優しく包み込むようにギュッと握るといいでしょう。
【子どものふれあい遊び】ラララぞうきんのやり方5…最後はパタパタ
歌の最後の「ぞうきんを干しましょう パタパタパタ~」のところでお母さんの手の平で体をパタパタたたくように触ります。
【子どものふれあい遊び】ラララぞうきんがふれあい遊びにおすすめな理由
このふれあい遊びのコツは、お母さんとお子さんが正面で見つめあうことで目を合わせる練習にもなります。
もし、このふれあい遊びをやってみて思うように目が合わないと感じた場合でも大丈夫。
お母さんがお子さんの目線に合わせるだけで、十分なタッチケアになります。
また、この【♪ラララぞうきん】のふれあい遊びは実際、息子と一緒に通っていた療育センターでもよく登場した遊びの一つでした。
当時を振り返ると視線は合ったり合わなかったりでしたが、キャッキャと声をだして喜んでいた記憶があり、息子のように楽しければ声が出るので、発声の練習にも繋がります。
更にこの【♪ラララぞうきん】は、なでる、つつく、にぎるなど沢山のバリエーション豊かな触覚刺激がお子さんに入るので、発達の土台である基礎感覚を育てることにも役立ちます。
【子どものふれあい遊び】ラララぞうきんのやり方動画
もし、このブログを読んで【♪ラララぞうきん】の動きをもっと詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら、YouTube上にもこのふれあい遊びを行っている様子が見れる動画があるので、そちらも合わせて参考にされるといいでしょう。
今、小さなお子さんを育てているお母さんだけではなく、保育現場で働く方にもおすすめなふれあい遊びなので、子どもに関わる方はぜひ一度見てみるといいでしょう。
子どものふれあい遊び②一本橋こちょこちょ
次にタッチケア講師がおすすめしたい子どものふれあい遊びは、【♪一本橋こちょこちょ】です。
こちらのふれあい遊びは、子どもを抱っこしながらでも、向かい合ってでもできる遊びです。
【子どものふれあい遊び】一本橋こちょこちょのやり方
【♪一本橋こちょこちょ】のふれあい遊びのやり方は、まず子どもの手のひらを上にして「いっぽんばしこちょこちょ」の歌詞で手のひらをくすぐります。
次の「叩いてつねって」の歌詞で、叩いたりつねったりする真似をします。
最後「階段上ってこちょこちょ」の歌詞でで階段を上がるように人差し指と中指を使って動かしながら上り、最後はこちょこちょと体をくすぐります。
【子どものふれあい遊び】一本橋こちょこちょがふれあい遊びにおすすめな理由
この【一本橋こちょこちょ】のふれあい遊びのポイントは、こちょこちょで体全体に刺激を入れられること。
くすぐり遊びともいいますが、くすぐられると大抵のお子さんは笑い声をあげます。
一本橋で上がってくるスリル感や一回やればわかりやすいので、次の動作が予測もできますが、くすぐりという一大イベントが最後にくるので、お子さんはこちょこちょが近づくとワクワク、ドキドキするようです。
また、同じ歌でたくさんツボがある足裏で行うバージョンのふれあい遊びも面白そうです。
ただ、くすぐられる刺激が苦手なお子さんもいますので、このふれあい遊びを行う場合はお子さんの反応を見ながらやってみてくださいね。
【子どものふれあい遊び】一本橋こちょこちょのやり方動画
もし、このブログを読んで【♪一本橋こちょこちょ】の動きを詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら、YouTube上にもこのふれあい遊びを行っている様子が見れる動画があるので、そちらも合わせて参考にしてみてください。
実際の動画を見ることで、より具体的に先ほどお伝えしたポイントなども理解できるかと思います。
子どものふれあい遊び③頭・肩・ひざポン
保育士さんや幼稚園の先生でしたらおなじみの鉄板ふれあい遊びともいえる、【♪頭・肩・ひざポン】。
お母さんだけではなく、子どもに関わるお仕事をされている方でしたら覚えておいて損はないふれあい遊びなので、この記事をきっかけに知った方はここでマスターしておくといいでしょう♫
【子どものふれあい遊び】頭・肩・ひざのやり方
このふれあい遊びはとってもシンプル。
「あーたまかーたひーざポン」の歌詞に合わせてお子さんの頭、肩、膝に触れて、ポンで両手をパチっと合わせます。
この時、子どもの両手をもって真ん中にパチっと合わせてあげます。
子どもの手を真ん中に合わせることで、自分の体の中心がどこにあるのかの理解につながります。
また、お子さんが自分の手をみることで手の存在に気づいて手を自分の意志で動かせるようになったり、パチッという音が面白く感じ笑ったりしてくれることも多いです。
最後に「目・耳・鼻・口~」の歌詞で顔の細かいパーツを一つずつ触れてあげることで、お子さんが自分の顔がどうなっているのかを知ることに繋がります。
【子どものふれあい遊び】頭・肩・ひざポンがふれあい遊びにおすすめな理由
実は顔のパーツは小さくて細かく、自分自身で見えないため、認識するのに時間がかかるところと言われています。
この遊びは、そんな認識するのに時間がかかる体の部位を楽しみながら知ること出来るので、慣れないうちは子ども自身に顔が見えるように鏡の前でやるのもおすすめです。
またこの歌の替え歌として、頭、肩、ひじ、手首、腰、頭、肩、腰、膝、足首バージョンもあります。
替え歌に出てくる体の部位の曲げたり伸ばしたりできる関節も、目に見えにくく、感覚としても無意識のことが多いので、認識するのに時間がかかります。
ですから、早い頃からこの歌に合わせて関節にやさしく触れてあげることで、関節の存在を知るサポートにつながるのです。
【子どものふれあい遊び】頭・肩・ひざポンのやり方動画
こちらも、実際にこの歌で子どもにふれあい遊びをしている様子が見られる動画がYouTubeにアップされています。
やってみる前にこちらの動画で、より詳しくやり方をチェックしてみて下さいね。
おうちで簡単にできる!!タッチケア講師直伝の子どもふれあい遊び3選まとめ
いかがでしたでしょうか??
おうちで過ごす時間が長ければ長いほど、子どもも親も疲れてしまうことがあるかもしれませんが、時折今回ご紹介した親子のふれあい遊びをしてみると、いつもとは違ったおうち時間になるかもしれません。
どれも今日からすぐに遊べるふれあい遊びなので、早速トライしてみて下さいね♪