3分でわかる‼︎おうちで隙間時間にママができるおすすめ療育遊び
みなさん、こんにちは。
親子発達応援roomSaule(そーる)保健師のささきみかです。
「最近、子供の発達検査で障害の可能性があると言われて受け止められないでいる…」」
「子供の発達の遅れを指摘され療育を勧められたが、どこがいいのかわからず一歩が踏み出せない…」
「障害を持った子供に何かしてあげたいけど、一体何をすればいいんだろう…」
と悩んでいるママさんはいませんか??
なぜ突然このような質問をしたかと言うと、このブログを発信している私自身、我が子の出産と同時に発達に遅れがでるだろうと医師に宣告され、どうして育てたらいいかわからないという経験をしたことがあるからです。
妊婦時代も出産してからも、私は子供に対してどうすればいいのか不安だらけではありましたが、おうちでできるような療育遊びを知っていくうちに、だんだんと子供と向き合うことができてきました。
今回は、そんな障害を持つ子供の一児の母として取り組んできたおうちでできる療育遊びについてご紹介していきます。
もし今、障害を持った子供に一体どんなふうに接していいかわからないという方は、この記事を参考にしながらできることを実践していってもらえたら嬉しいです。
そもそも療育って??
まず、そもそも療育とはいったいなんなのでしょうか。
療育とは、障害を持った子供が社会的に自立した生活を過ごせるようにするための支援のことを言います。
障害と言っても身体障害や発達障害などさまざまな種類の障害がありますが、子供の障害の特性に応じた支援を実施していくのが療育となります。
療育センターなどの療育機関を利用する場合は、医師などの診断により全国の各自治体で発行されている受給者証を発行すれば利用することが可能です。
療育はおうちでもできる
このように書くと、「療育というのは専門機関に通わないとできないものなのか」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
療育はおうちでもできることがたくさんあります。
私自身も、最初は療育センターに子供を通わせたことが療育デビューではありましたが、実際に通わせてみたり、いろいろな本で調べるうちに家でもできることがあると気づき、担当の医師に相談しながらおうちでも行っていました。
おうちで療育をして良かった点
療育センターに通うだけではなくおうちでも療育活動を行ったことで、最初は子供の障害を受け入れられずにいた私でした。
しかし、療育を通じて子供と関わることで少しずつできることが増えたり、変化見えたりして子供ともっと関わりたいという思いになりました。
そしてゆっくりではありますが、私なりに子供の障害を【特性】としてだんだんと受け入れられるようになっていきました。
おうち療育を行うならば医師やリハビリの先生に相談しながらが◎
そんな私の経験から、手軽にできるような療育をおうちでたくさんやってほしいなとは思うのですが、実際にやってみようとする前に一度担当医に相談するなどをした方がいいでしょう。
とくにこれから初めておうちで療育をやろうと思っても、ママ自身も「うちの子にもおうち療育をやっていいのかしら…」と不安に思う方もいらっしゃると思います。
不安な気持ちのままスタートしても気分良くおうち療育はできません。
また、おうち療育を行うことで子供の心身に悪い影響に繋がってしまっては大変です。
そうならないように、おうち療育を行う前には必ず担当医やリハビリの先生に相談してから行うことをお勧めします。
私が取り組んでいたおうち療育遊び
ここからは、私が実際に障害を持った子供に行っていたおうち療育遊びを紹介します。
私が行っていたおうち療育遊びは
- タッチケア
- バランスボール
の二つです。
どちらも狭い家でも気軽にできる簡単おうち療育なので、非常にお勧めです。
おうちでできる療育遊び①タッチケアとは
まず、タッチケアについて説明していきます。
タッチケアというのは、肌と肌が触れ合うことで親子の絆を深めることを言います。
タッチケアを聞くと赤ちゃんをイメージされる方が多いかもしれませんが、タッチケアは赤ちゃんから高齢者の老若男女問わず効果があるものと言われています。
それは障害を持ったお子様も同じです。
タッチケアはなぜ障害児にも効果があるのか
なぜ障害を持った子供にもタッチケアは効果的なのかというと、障害を持った子供の中には内臓や血管などの動きを操作し、体内の環境を整える自律神経が乱れやすい子供が多いです。
そんな子供にタッチケアで優しく触れることで、自律神経を整える働きがあると言われています。
また、不安を抱えやすい子供に対しても、肌と肌が触れ合うことで分泌されるオキシトシンにより、安心感を得たりする効果があるとも言われています。
オキシトシンは別名「幸せホルモン」と呼ばれており、障害の有無にかかわらず触れ合うことで親子共々幸せいっぱいになれます。
障害児にタッチケアをする際の注意
障害を持つ子供の中には、感覚過敏の子供もいます。
少し触れただけでも敏感に感じてしまう子供に行う場合は、無理に触れなくていいのです。
なぜならば、皮膚感覚は直接何かに触れていなくても感じることができます。人が近くに
いたら、人の気配や雰囲気や空気感を皮膚で感じます。それも立派なタッチケアになります。
敏感なお子さんで、少しでも触らせてくれそうな気配のときは、ゆっくりそっと斜めうしろ
あたりから近づいて「タッチしてもいい?」と声をかけ、やさしくトライしてみましょう。
その際、表情やからだの反応を注意深く観察しながら行うようにします。辛そうだったり
体をくねくねしてして逃げるようなら、「今はいやなんだね。わかった」と伝えます。
NOも大事な意思表示。それに対してこちらが認めることがとても大切です。
もしかしたら、タオルの上からとか触れる場所によってはOKのこともあるので
機会を変えてトライしてもいいでしょう。
【おうちでできる療育遊び】タッチケアのやり方
それでは、おうちでできる療育の一つであるタッチケア のやり方をご紹介しましょう。
①まず、手を人肌程度に温めます
②急に触れてこどもがびっくりしないように「これからタッチするね」など声をかけましょう
③背中の肩甲骨あたりに両手で触れます。
④背骨をはさんで腰のあたりまでゆっくり手をなでおろしていきます。
⑤3回ほど繰り返します。
以上がおうち療育にもなるタッチケア のやり方です。
とても簡単にできるので、ご飯前や寝る前などの隙間時間に実践してみてくださいね。
おうちでできる療育遊び②バランスボール
次にご紹介するおうちでできる療育遊びは、バランスボールです。
バランスボールは不安定な状態のボールに座るというものなのですが、不安定なものに座り続けるというだけでも普段使っていない筋肉を使ってバランスを取るので、子供だけではなく大人からも気軽にできる運動として人気です。
バランスボールはなぜ障害児に効果があると言われているのか
バランスボールは療育機関でも使用されることが多いアイテムですが、なぜ障害を持った子供に効果があるのでしょうか??
発達障害などの障害を持つ子供の中には、平衡感覚がうまくつかめないようなバランスが上手にとれない子供もいます。
バランスボールは体幹を鍛えるアイテムでもあるので、このようなバランス感覚が上手く取れないという子供もバランスボールを継続して取り組むことで、少しずつバランスが取れるようになっていきます。
私の子供も、小さい頃は平衡感覚が思うようにつかめなかったですが、自宅でバランスボールを継続して行うことでかなりバランスが取れるようになりました。
バランスボール のサイズは適切なサイズのものを
ここまでご紹介して「さっそく子供にバランスボールをやらせよう‼︎」と思った方もいるかもしれませんが、子供にバランスボールを使って療育する際は必ず身長にあったものを用意してください。
大人用など身長に合わないバランスボールを子供に使ってしまうと、逆効果になってしまったり大きな事故につながることもあります。
詳しくは別の記事にまとめていますので、そちらも合わせて参考にしてください。
バランスボール講師おすすめ!!子供用サイズ3選まとめ (saulekids.com)
【おうちでできる療育遊び】バランスボールのやり方
それではここからはおうち療育におすすめなバランスボール活動をご紹介しましょう。
①バランスボールの上に座ります。
②しっかりお尻がボールの上に乗っているか、足裏が地面についている高さかをチェックします。
③背骨をすっと伸ばし、好きな音楽に合わせて弾みます。
④途中できそうなら、手拍子でリズムをとりながら弾んでみます。
⑤じわっと汗をかくので、適宜水分補給と休憩を入れて2,3曲弾むといいでしょう。
3分でわかる‼︎おうちで隙間時間にママができるおすすめ療育遊びまとめ
いかがでしたでしょうか??
療育はおうちで手軽にできるものもたくさんあります。
まずは子供が好きそうなものからトライしてみてはいかがでしょうか??